公益財団法人 国際港湾協会協力財団
国際港湾協会日本セミナー
当財団では、「国際港湾協会日本セミナー」を夏と秋の年2回開催しています。セミナーでは、IAPHの活動を紹介するとともに、世界の港湾、海運の現状、課題、将来の方向について、質疑応答も交えてわかりやすく紹介、解説をすることを目的としており、港湾管理者をはじめ大学関係者など幅広い分野の方々から好評を博しています。
IAPH-KMIポートフォーラム2026 開催
2026年7月27日、ホテルアジュール竹芝において「IAPH-KMIポートフォーラム2026」をハイブリッド形式で開催しました。本フォーラムは、国際港湾協会(IAPH)、韓国海洋水産開発院(KMI)、国際港湾協会協力財団の共催により実施され、日本・韓国の海事関係者を中心に会場約120名、オンライン約40名が参加しました。
本フォーラムでは、「未来のスマートで環境に優しい港湾の実現」をテーマに、脱炭素化、デジタル化、サイバーセキュリティ、AI・自動化など、港湾を取り巻く最新の課題や取組について活発な議論が行われました。基調講演では、地政学的リスクが海運・物流に及ぼす影響や、サプライチェーンの強靭化についても幅広い視点から紹介されました。
テーマ別セッションでは、クリーンエネルギーハブの整備、AI・自動化技術の導入、ブロックチェーンを活用したデータ共有、自動コンテナターミナル、ターミナル予約システム「CONPAS」など、日本・韓国双方の先進的な取組が紹介され、港湾のデジタル化と持続可能な発展に向けた知見が共有されました。
また、国際交流の促進を目的として、AIリアルタイム通訳システム「Wordly」を試験導入しました。参加者はスマートフォン等を利用して多言語で講演を聴講することができ、言語の壁を越えた円滑なコミュニケーションを実現しました。試験運用は好評であり、今後の国際会議における有効なツールとなることが期待されます。
本フォーラムは、日本と韓国の港湾関係者が最新の技術や政策動向を共有するとともに、今後の国際協力や港湾の持続可能な発展に向けた連携を一層深める有意義な機会となりました。
講演内容
What the IAPH has been contributing to the global port communities
Managing Director, International Association of Ports and Harbors (IAPH) Dr. Patrick Verhoeven
A Global Perspective on Maritime and Port Industries in an Uncertain Era
東京大学大学院工学系研究科 准教授 柴崎 隆一
Japan’s Carbon Neutral Port(CNP) Initiative
国土交通省港湾局産業連携企画調整官 菊地 弘之
Building a new power grid across the ocean
株式会社海上パワーグリッド 代表取締役社長 大西 英之
Preparations at Ulsan Port for Eco-Friendly Marine Fuels
蔚山港湾公社持続可能エネルギー環境部門MG Mr. Lee Jae-Kwan
AI-Container Terminal
株式会社三井E&S成長事業推進事業部マーケティング部 Gr長 市村 欣也
Busan Port’s Digital Smart Port Development Strategy
釜山港湾公社 グローバル業務担当副社長 Mr. Koo Ja-rim
Smart Port Transformation Strategy for Container Terminals
韓国海洋水産開発院 主任研究員 Dr. Lee Hyeryeong
Terminal Reservation System Using CONPAS
国土交通省港湾局港湾経済課港湾物流戦略室課長補佐 西村 海知
AI Transformation in the Shipping and Port Industry: Pilot Projects and Future Prospects
韓国海洋振興公社ディレクター Dr. Lee S.Y.
Enhancing Yard Trailer Operations within a Container Terminal
苫小牧栗林運輸株式会社企画開発部 小林 秀昭

「IAPH-KMI ポート・フォーラム 2026」の参加者たち。

プレゼンテーションセッションの模様
2025年国際港湾協会日本セミナー(夏)開催
7月8日(火)、今年は例年と趣向を変えて「脱炭素化に向けたIAPH会員港と民間パートナーとの連携」をテーマに3人の国内有識者の方々に講演をいただきました。また、今年10月、IAPH設立のきっかけとなった神戸の地において、70周年を祝う世界港湾会議(World Ports Conference)が開催されることから、地元である神戸市港湾局副局長 和泉 智久様より「2025年IAPH神戸総会」のご案内がありました。
なお、講演修了後、会場を移して意見交換会を開催しました。意見交換会の場を活用して、ご参加の皆様をはじめ講師の方々との情報交換等の有意義な時となりました。
講演内容:
LA/LB港における水素駆動型コンテナ荷役機械とその水素供給
(株)三井E&S 成長事業推進事業部 部長補佐 技術開発グループ長 市村 欣也
横浜港におけるCNP形成の推進と電気運搬船によるグリーン電力の送電の実現
株式会社海上パワーグリッド 取締役 佐藤 直紀
Jブルークレジットが繋ぐブルーカーボンプロジェクトと海運・港湾の脱炭素化
ジャパンブルーエコノミー技術研究組合 理事長 桑江 朝比呂
2025年IAPH神戸総会のご案内
神戸市港湾局 副局長 和泉 智久

2025年IAPH神戸総会のご案内 神戸市港湾局副局長 和泉智久
2025年国際港湾協会日本セミナー(冬)
2025年1月24日午後、国際港湾経営研修報告会に引き続き、国際港湾協会日本会議と共催で国際港湾協会日本セミナーをハイブリッド方式で開催し、最近のIAPHと技術委員会の活動状況及び、2024年IAPHハンブルク総会の報告を行いました。
①最近のIAPH活動状況について
国際港湾協会 事務総長 古市 正彦
②第35回IAPHハンブルク総会の概要報告
国際港湾協会 事務総長補佐 山本 忍
③最近の港湾における脱炭素の動きについて
横浜港埠頭株式会社 岡田 爽
④IAPHハンブルク総会とリスク管理について
東京港埠頭株式会社 松原 大悟
⑤IAPH技術委員会の活動概況について
国際港湾協会 事務局次長 鈴木 健之

来賓挨拶
国土交通省 港湾局 産業港湾課長 中川 研造 氏